オリ増井、今季初登板で“新球種”に手応え 「今日ぐらい制球できれば使える」
今季初登板でスライダー、カーブを試し1回無失点
■オリックス 5-1 ヤクルト(オープン戦・5日・京セラドーム)
オリックスの守護神・増井浩俊投手が5日、ヤクルトとのオープン戦で今季初登板。9回から4番手でマウンドに上がりカーブ、スライダーを交えるニュースタイルの投球で1回無安打無失点の好投を見せた。
通算145セーブを誇る右腕が新たな投球スタイルで最終回のマウンドを締めた。4点リードの9回に今季初登板を果たすとまずは先頭の太田を149キロの直球で中飛に。続く宮本にはスライダー、カーブで簡単に追い込むとフルカウントからの8球目は148キロの直球で空振り三振。代打・大引もスライダーで三ゴロに打ち取り試合を締めくくった。
昨季までは主に直球とフォークを駆使して打者を打ち取っていたがこの日は「全球種を試してみたかった。それなりに手応えがあった。今日ぐらい制球できれば使えると思う」と、新たな“武器”に手応えを感じている様子。
オリックス移籍1年目の昨シーズンはメジャー挑戦した平野佳寿に代わる守護神として35セーブを挙げるなどフル回転で活躍。今季も“9回の男”として期待がかかる右腕に西村監督も「初めてにしては良かったね」と合格点を与えていた。