ロッテボルシンガーが4回無失点 “狭くなったマリン”も影響なし「自分はゴロ投手」
先発ボルシンガーが6回から3番手で登板し、4回1安打無失点「いい投球ができた」
■中日 1-0 ロッテ(オープン戦・9日・ZOZOマリン)
ロッテのマイク・ボルシンガー投手が9日、中日とのオープン戦(ZOZOマリン)の6回から3番手として登板。4回37球を投げ、2奪三振無四球、1安打無失点に抑え、開幕へ順調な調整ぶりを見せた。
6回から3イニング連続で3人斬り。9回は先頭の亀沢を内野安打で出したが、1死一塁から遠藤の一ゴロ併殺打に仕留めた。「自分の中ではいいピッチングができたと思います」と振り返った。
前回登板と同じ中日が相手だった。2日は初回先頭でいきなり四球を許すなど初回に失点していたが、この日は“立ち上がり”から安定していた。「前回、まっすぐのリリースポイントが安定していなかったのですが、今回は最後まで一定のリリースポイントで投げられた」と話した。
この1週間、ブルペンなどで「打者の内角へ真っ直ぐをしっかり投げること。コントロールをつけて、いいところに投げること」に意識を集中に調整を行ってきた。それが4回1安打無失点という好結果につながったと、自らの投球を納得の表情で語った。
今季初めて本拠地・ZOZOマリンで行われたオープン戦。3m外野フェンスがせり出した「ホームランラグーン」初お目見えの試合となった。投手にとっては不利な環境となるが、助っ人右腕は「きょうはホームランがなかったし、そういう打球もなかったので」と、”新球場”の特性を掴みきれていないというが、「自分はゴロピッチャーなのでフェンスに関係なく、自分の長所を生かして『ゴロを打たせてとる』というのは変わらない」と投球スタイルに影響はないと考えている。
「自分は先発ピッチャーなので、長いイニングを投げてチームの勝利に貢献したい。長いイニングを投げるために球数を少なくすることを目標に、各イニングの球数を少なくして、リズムよくベンチに戻ってきたい。そういう気持ちを持って次回登板もしっかり投げたいと思います」。昨年チーム最多13勝を挙げた右腕はシーズンへ向け、より具体的な目標を持って、次回登板に臨む。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)