飲酒運転からの復活目指す姜正浩、OP戦でもう3発「良い意味で注目集めた選手」
オープン戦7試合出場で3本塁打「打線で最もパワフルな打者になる可能性」
2016年12月に飲酒運転の末に事故を起こし、今季復活を目指す姜正浩内野手がオープン戦7試合出場で3本塁打を放っている。米記者は「いい意味で注目を集めた選手」に韓国人内野手を選出。「打線で最もパワフルな打者になる可能性がある」と評価している。
姜正浩はここまでオープン戦で17打数3安打。打率.176ながらヒットはすべてソロホームランとなっている。MLB公式サイトは、パイレーツの番記者が読者からの質問に答える形での特集を掲載し、その中で「良い意味で注目を集めた選手、もしくは注目を集めた事象は?」と聞かれたアダム・ベリー記者は、姜正浩の名前を挙げている。
「ジョンホ・カンの調子は良好のようです。彼は3本塁打を放っていて、それは間違いなく悪い兆候ではありません。しかしながら、私の言う『良好』とは、彼のフィジカルが、という意味です。彼は三塁での守備の際に俊敏で、スムーズな動きをしています」
同記者はこのように言及。デビューイヤーの2015年終盤に激しいスライディングを受けて膝を手術し、復活を目指して臨んだ2016年よりも「いい状態」だという。姜正浩が同年、103試合出場で21本塁打、OPS(出塁率+長打率).867を記録したことも紹介している。
ただ、姜正浩はその2016年12月に韓国で飲酒運転の末に事故を起こし、キャリアを大きく狂わせた。事故後には一時、現場から離れてしまい、しかも当初は同乗者が運転していたと主張。韓国国内でも批判を浴びた。過去にも飲酒運転をしていたため米国の就労ビザが発給されず、2017年はプレーできず。昨年になってようやくビザがおり、9月にメジャーで3試合に出場した。
オフにはパイレーツと再契約。三塁のレギュラー候補として期待されている。ベリー記者は「レギュラーシーズンが始まる際、彼は今の状態の良さを成功につなげることができるでしょうか? 直近2シーズンの大半を欠場したカンは、腕が錆び付いている可能性があります。と同時に、彼がパイレーツ打線で最もパワフルな打者になる可能性も残されています」と分析。パイレーツの中で主砲として貴重な役割を果たす力があるとの評価だ。
2015、16年のような成績を残せば、パイレーツとしては大きいが、どうなるだろうか。
(Full-Count編集部)