燕の新助っ人スアレス「今度は僕の番」 古巣公式サイトで弟に続く日本一誓う
弟はホークスのスアレス「彼がこのリーグについてたくさん教えてくれた」
ヤクルトの新助っ人として、活躍に期待が高まっているアルバート・スアレス投手。ソフトバンクのロベルト・スアレスの兄としても注目を浴びている右腕が、昨年在籍していた母国ベネズエラの球団「レオネス・デル・カラカス」の公式サイトに登場。日本での活躍を誓っている。
記事では、スアレスが来日直後にタクシーに乗った際、車が右ハンドルで走行しているのが左車線であることに気づき「あらゆる面で全く違う経験をしていくだろうと感じた」というエピソードを紹介。そして、まだ日本に来て間もないが、「東洋のやり方にスアレスはすでに順応した」としている。
スアレスは同サイトの中で、日本の球団は母国の球団に比べて練習時間が長いという事実を明かしつつ、「1年通してコンディションを保って怪我なくプレーするために、彼ら(日本人)はこの時期(キャンプ中)にトレーニングをハードにこなす」と言及。先発投手の登板翌日の調整方法に違いがあることにも触れている。確かに、早くも“日本式”を理解し、受け入れているようだ。
ソフトバンクに所属する弟のロベルトは、2016年に鮮烈なデビューを飾ったものの、2017年のWBCで右肘を負傷。トミー・ジョン手術を受け、長期離脱した。しかし、昨季途中に復帰し、日本一を経験。記事の中で、兄もそれに続く決意を示している。
「弟が去年タイトルを獲得しているから、今度は僕の番だね。彼のプレーを見たいと常に思っていたけど、(ベネズエラでは)それができなかったからね。だけど、彼がこのリーグについてたくさん教えてくれたし、こうして今、僕はここにいる」
弟を追いかけるようにして日本球界にやってきたスアレス。昨季セ・リーグ2位だったヤクルトをリーグ制覇、日本一に導くことができるか。そして、日本シリーズでの“兄弟対決”は実現なるか。その活躍に期待が高まる。
(Full-Count編集部)