「すごい敗戦処理」の重要性―ロッテ吉井投手コーチが酒居&高野の投球を評価
「『敗戦処理』って書かれてしまうけども、けっこう重要な役目」
吉井コーチは「まだ勝ちパターンも何も決まっていない」と話すが、「こういう仕事もあるんだよと。『敗戦処理』って書かれてしまうけども、けっこう重要な役目。あそこを誰かがやらなければいけない。1試合の中でもそうなんですが、長いシーズンを考えると、ブルペン陣、特にシーズン後半の疲弊を考えると、あのポジションの投手が絶対必要になる」と指摘。そして、「『すごい敗戦処理』もブルペンの中では、重要なピースだということをわかってもらいたい」と、その重要性を説いた。
現在、オープン戦に帯同しているリリーフ陣は10人程度だが、シーズン中は7?8人を予定しているという。そうした中で前日に続き、この日も若い投手がアピールした形となり、吉井投手コーチは「『俺が俺が』と頑張ってくれている」と嬉しそうに目を細める。
「チーム内競争と相手のバッターをやっつけるっていうモチベーションで、みんな上手くなっていく。若い子が多いのでいい投手陣になってほしいなと思っています」
井口監督が「(14、15日の)ラミゴ戦までに決める」と明かしている開幕の投手陣容。重要視する「敗戦処理」の役回りを含め、吉井コーチがどんな投手を選択するのか。躍動する若い投手たちのアピールに注目だ。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)