広島野村、4回1失点の好投に「70点」 カーブの使い方に手応え「いい感じ」
日本ハム相手に上々の投球「ツーストライクを取ってからの投球が課題」
■広島 5-1 日本ハム(オープン戦・13日・マツダスタジアム)
広島の野村祐輔投手が13日の日本ハムとのオープン戦に先発し、4回1失点と好投した。
開幕ローテ当確の1人とされている野村は、8日のプロ・アマ交流戦以来となる登板で4回81球を投げて被安打5、奪三振と与四球が1つずつと、まずまずの投球を見せた。
「立ち上がりとイニングの先頭をしっかり入ること」を意識してマウンドに上がり、初回を3者凡退に抑えたが、2回には2死から連打を浴び、4回には先頭打者の西川に本塁打を打たれた。0-2と追い込みながら、ボール3つでフルカウントとなっての被弾に「3-2になる前に勝負しなければ。ツーナッシングにすることが多かったのは良かったが、ツーストライクを取ってからの投球が課題」と反省した。
イニング間には、佐々岡投手コーチとカーブの使い方について話をしたという野村は「ストレートと差のあるボールで、緩急が使える。カウントも取れたし、今日はいい感じで投げられた」と手応えをつかんだ様子だった。自身の投球スタイルについて「何かひとつの球種に頼るのではなく、全部の球種を使って攻めるのが自分の持ち味」という右腕は「今日は70点ぐらい」と自らの投球を評価したが、開幕に向けて調整は順調のようだ。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)