大谷翔平、キャッチボール60球 リハビリに首脳陣も手応え「全てやってくれている」
順調な経過にGMも納得、復帰が5月になるかは「まだわからない」
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、アリゾナ州テンピのスプリングトレーニングでキャッチボールを行った。ブラッド・オースマス監督、ビリー・エプラーGMもリハビリの順調な経過に手応えを示している。
大谷はストレッチの後、キャッチボールを行った。20フィート(約6.1メートル)で10球、30フィート(約9.1メートル)で10球、40フィート(約12.2メートル)で10球、50フィート(約15.2メートル)で15球。ウォーミングアップを含めて60球、およそ10分、ボールを投げた。
打撃練習は行わず、その後はウェートトレーニングも行った二刀流について、オースマス監督は「オオタニに関しては、予定通り。希望していたことは全てやってくれてる。ゆっくりいくって言っていたけど、今のところはどの壁も乗り越えてきたよ」と手応えを示す。さらに、エプラーGMも「とてもよくやっていると思うよ。新しいトレーニング方法もうまくやっているし、新しい要素も取り入れながらうまくやっている。最初に始めたときは予想しづらかった。だから彼がどのようなステップが必要でどのように回復していくかに注目していたよ。特にセットバックもなかったから我々から見た感じではいいと思うよ」と話した。
また、開幕へ向けてチームに帯同するか、それとも、このままキャンプ施設でリハビリを継続するかについては、エプラーGMは「大谷と話してみるよ」と話すにとどめた。
オースマス監督は「引き続き月・水・金と投げる。打撃練習をするときは投げるのを休ませ、投球練習のときは打撃練習を控える」と現在のプランを継続させると説明。さらに、今後については「次はコーチから打つこと。でも今はソフトトスに集中することだね」と話す。
予定通り5月の復帰になるのか。エプラーGMは「まだ分からない」と明言を避けた。リハビリは慎重に行われているが、早期復帰を期待させるほど順調に進んでいることは確かだ。