イチローの“凱旋”を米メディアも速報 「日本野球の象徴的存在」
AP通信は日本開幕戦後の“去就”にも注目「多くの日本人は東京で引退すべきだと考えている」
20、21日のMLB開幕戦(東京ドーム)に臨むマリナーズとアスレチックスが15日、羽田空港着の航空機で来日。開幕スタメンが期待されるマリナーズのイチロー外野手はニット帽、白のインナーに黒のジャケットを羽織ったスタイリッシュなファッションで帰国した。米メディアも“レジェンド凱旋”の模様を速報で伝えている。
AP通信は「イチローが東京に到着 まもなく野球のシーズンが始まる」と伝えた。記事では米国からのチャーター機で到着したことと共に、「灰色と黒のニット帽を頭にすっぽりとかぶった、45歳のスターは数百の報道陣やファンをちらりと姿を見せただけ。羽田空港の到着口を素早く通り抜けていった」とイチローの様子を伝えている。
イチローの7年ぶりの凱旋試合はもちろん、日本開幕戦後の“去就”は米国でも注目されている。記事ではこう触れられている。
「イチローは2試合に出場するようだ。その後、彼がマリナーズの一員のままなのか、引退するのか、その他の選択肢があるのかは明らかになっていない」
「イチローは日本で野球の象徴的存在。彼の輝きはここ数年で弱まっているが、彼は依然として有名であり、テレビCMに頻繁に出演している」
「多くの日本人は、開幕戦2試合の後、劇的な別れの挨拶をして東京で引退すべきだと考えている。そしてニューヨーク州のクーパーズタウンにある野球殿堂博物館に日本人選手として初の殿堂入りすることを待っている」
オープン戦は打率.080と復調の気配を見せられなかったイチロー。12年以来7年ぶりの日本凱旋試合でどのようなプレーを見せるのか、その後の“去就”はどうなるのか。その瞬間は確実に近づいている。