レッズ移籍のプイグが古巣ドジャースへ“暴言連発”「何をしたいか分からない」
世界一のレッドソックスは「勝つために必要なことをした」
オフにドジャースからレッズへトレード移籍したヤシエル・プイグ外野手が古巣・ドジャースを痛烈に批判している。米スポーツ専門紙「スポーツ・イラストレイテッド」が伝えている。
キューバ出身のプイグは2012年6月にメキシコに亡命。同年にドジャース入りし、メジャーデビューした13年から昨季まで6年間主力選手として活躍。プイグが在籍中はチームは6年連続で地区優勝。1988年以来の世界一を逃したものの、17年から2年連続でワールドシリーズへ進出した。
昨季ワールドシリーズはレッドソックスに1勝4敗。プイグは記事内で古巣へ苦言を呈している。まずはワールドシリーズを制覇したレッドソックスについて「ボストンは勝つために必要なことをした。だから、(第5戦で)抑えのキンブレルを登板させる代わりに、最後にエースのクリス・セールを登板させた。なぜなら、セールは素晴らしい投手で、球界最高の投手の1人だからだ。彼から1イニングで2、3点入れるのは不可能だよ。だから、彼らがチャンピオンなんだ」と称賛。ドジャースへ”暴言”はここからだった。「チームで最高の投手たちを登板させず、そうした投手を登板させたら、降板させたり、長く投げさせ過ぎたりしたんだ。だから負けたんだよ」と批判している。
さらに、オフにトレード放出されたことを快く思っていないようだ。「(ドジャースが自身をトレード放出したのは)彼らの問題だ。彼らがあのトレードで何をしたかったのか分からない。なぜなら、僕のように貢献できる選手を代わりに獲得していないからね」。納得いかないのはワールドシリーズ制覇に何度か近づいたにも関わらず、ドジャースが勝つために的確な補強に動かなかったことだという。「ここ数年間、良い選手を獲得しなかった」。
ドジャースはオフにプイグをはじめ、ケンプ、ウッド、ファーマーを放出。レッズからベイリー、マイナーのダウンズとグレイを獲得したが、ベイリーはトレード成立後すぐにリリースされている。さらに、チームはFA市場の目玉だったハーパーの獲得にも失敗。記事ではプイグが「今は自分の役割を果たし、彼らが間違いを犯したと示さなければならない。僕を手放さなかったら、僕がどう貢献できていたかを彼らに見せるよ」と語ったことを紹介している。
今季のドジャースの外野陣はピーダーソン、ポロック、ベリンジャーに加え、昨季21本塁打のヘルナンデスや若手有望株のベルドゥーゴが控えている。プイグを放出したドジャースと新天地で心機一転のプイグ。どのような結果になるのかどちらも注目だ。
(Full-Count編集部)