ヤクルト村上、復活のアーチも3三振 小川監督「内容に課題が残る」
12、13日のロッテ戦を体調不良で欠場していた村上
■巨人 8-7 ヤクルト(オープン戦・16日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆内野手が、復調のアーチをかけた。16日の巨人とのオープン戦に「6番・三塁」で先発。体調不良で12、13日のロッテ戦(ZOZOマリン)を欠場したが、4回の第2打席で、オープン戦2号アーチの本塁打を放った。
4回1死で打席に立った村上。巨人の2番手・田原のカーブを捉え、右翼席に運んだ。「体調は特に問題ない。カーブが2球続けてきたので、身体が反応して、しっかりスイングできた」と、2日の巨人戦(東京D)以来のアーチに納得した村上だったが、前後の3打席は全て空振り三振と課題も残った。
小川淳司監督も「三振がいけないのではなく、(打席の)内容に課題が残る。19歳で2年目。素晴らしいホームランだが、明確になっている課題への対応力を上げていかないと」と話しており、プロの打者がよく言うバックスイングの際の「割り」(バットを捕手側に引いてタメをつくる動作)に課題があるよう。試合後には宮本ヘッドコーチとマンツーマンで打撃フォームの矯正に取り組んでいた。
「(オープン戦)初めての本拠地で応援も素晴らしかったし、そこで試合ができる楽しさを感じた。これからもしっかり結果をだしていきたい」と村上。ベテランの大引も合流し、廣岡を含めて、三塁の定位置争いは厳しさを増すが、持ち前の長打力をアピールして結果を出していくしかない。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)