燕19歳村上、開幕スタメンへ2戦連発3号3ラン「今までやってきたことの上積み」
ソフトバンク戦で「6番・一塁」で先発し、4打数2安打3打点
■ソフトバンク 7-5 ヤクルト(オープン戦・17日・神宮)
ヤクルトの高卒2年目の村上宗隆内野手が開幕スタメンへ猛アピールだ。17日のソフトバンク戦で「6番・一塁」で先発出場。2試合連続となるオープン戦3号3ランを放つなど4打数2安打3打点をマークした。
2点ビハインドの4回。1死一、二塁。アンダースロー高橋礼の内角134キロ直球に腕をたたみ、右翼スタンドへ運んだ。一時逆転の3号3ラン。これでオープン戦3本塁打、8打点。打率.281に上げ、長打率.656になった。村上は「打席の内容はよかった。まず開幕1軍、その先にレギュラーがある。試行錯誤しながらやってきたことが、少しずつ結果に繋がっている。今までやってきたことの上積み」と喜んだ。
2号ソロをマークしながら3三振を喫した前日16日の巨人戦後。石井打撃コーチ、宮本ヘッドコーチの打撃指導を受けた。17年パ・リーグMVPのサファテと対峙した8回2死二塁では二ゴロ。宮本ヘッドは「ホームランバッターは左の軸足にもっと重心がかからないと駄目だという話しをした。左打者には比較的楽なアンダースロー。(8回得点圏の)第4打席でサファテの速球にどう対応するか見たかった」と得点機の凡退に辛口だったが、期待は膨らむ一方だろう。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)