マ軍ディポトGM、更なる日本人選手獲得に意欲「いい選手がいたら、獲得をためらわない」

マリナーズのジェリー・ディポトGM【写真:編集部】
マリナーズのジェリー・ディポトGM【写真:編集部】

巨人、日本ハムとのプレシーズンゲームに注目「新しいタレントを見い出すことができる」

 3月20日、21日に、アスレチックスとの日本開幕戦に臨むマリナーズのジェリー・ディポトGMが、イチロー外野手と菊池雄星投手に続く、3人目の日本人メジャーリーガー獲得に意欲を示した。

「日本は好きな国です。スカウトとして何度も足を運んだし、見た選手は数えきれない。ダイスケ・マツザカ、ケンジ・ジョージマ、ユウ・ダルビッシュ。2005年から2011年の間、メジャーにやってきた選手はみんなスカウトとしてチェックした」

 16日午後、東京ドームで行われた来日初練習を視察したディポトGMはかつてロッキーズ、ダイヤモンドバックスのスカウトとして辣腕をふるった。NPBの試合を数多く視察した経験を持つディポト氏は、今回開幕戦を前に控えている巨人と日本ハムとの親善試合も心待ちにしていた。

「私は2年前にオオタニを見るために日本に来ています。我々は当時日本ハムの試合をたくさん見ましたが、ジャイアンツの試合もここで見ましたね。イチロー、キクチ。すでに日本人選手は2人いる。でも、もしも、他にもいい日本人選手がいたら、獲得をためらいません。全員取りますよ」

 親善試合でも注目するのは特に投手だという。

「今回も新しいタレントを見い出すことができるでしょう。誰か絶対にいます。それは私も確約できます。NPBには常にメジャーリーグで活躍できる選手がいるのです。我々としてはマインドをオープンにしておくべきです。特にピッチャー。スカウト当時、千葉にはサイドスローの投手、ワタナベ(渡辺俊介)がいました。球速は時速80マイルでしたが、あれはあまりにえげつないボールでしたね。とにかくユニークでした。パドレスのマキタもそうです。メジャーでスーパースターにはなれないかもしれないけれど、通用しそうなタレントもいるのです」

 ロッテで87勝を挙げた渡辺俊介投手、パドレスの牧田和久投手という変則タイプもメジャーで活躍できるチャンスはあるとディポト氏は言う。巨人と日本ハムがマリナーズ、アスレチックスとそれぞれ戦うプレシーズンゲーム。開幕戦に向けての前哨戦で、ディポトGMの心を動かすタレントはいたのだろうか。

(Full-Count編集部)

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