ア軍メルビン監督、イチローに粋な配慮「一歩下がって歓迎される姿を眺めたい」
開幕セレモニー時の盛り上がりを想定「観客から大きな拍手が沸くだろう」
■アスレチックス – マリナーズ(20日・東京ドーム)
アスレチックスのボブ・メルビン監督は20日、東京ドームで行われるマリナーズとの「2019 MGM MLB日本開幕戦」の試合前記者会見に出席。試合開始直前に行われる開幕セレモニーで、マリナーズのイチロー外野手に粋な配慮を見せる予定であると明かした。
メルビン監督は2003年から2シーズンにわたり、マリナーズで指揮を振るった。この時、イチローと築いた信頼関係は今でも続いており、45歳でも現役を続ける背番号51について称賛の声を惜しまない。イチローが母国で迎える開幕戦で大歓声を受けるであろうことに話が及ぶと、メルビン監督は「その時は一歩下がって歓迎される姿を眺めたいと思う」と、イチローの記念すべき瞬間に最大限の敬意を払うとした。
監督は「イチローは屈指の名選手。我々の選手たちも彼の功績を熟知している。観客から拍手を受ける間は、少し間を置きたい」としたが、「一度試合が始まれば対戦相手。全力で戦う」と勝利に向けて意欲を見せた。