前回1イニング6失点 西武・高橋光が7回1失点の粘投 サヨナラ負けの悪夢払拭
順調ならば開幕2カード目の先発が濃厚 辻監督「粘り強く投げられた」
■西武 3-1 ロッテ(オープン戦・20日・メットライフ)
西武の高橋光成投手が20日、ロッテとのオープン戦(メットライフ)に先発。7回1失点の粘投で、開幕へ向け順調な仕上がりを披露した。
前回登板した12日のオリックス戦(姫路)では2番手でマウンドに上がり最終回にまさかの6失点で逆転サヨナラ負け。課題の残るゲームから中7日で先発した高橋光は初回にロッテの2番・加藤にソロホームランを浴びたが、その後はテンポよくストライク先行の投球でロッテ打線を封じた。
4回と7回にはそれぞれ得点圏に走者を背負ったが、落ち着いて後続を断った。
「前回は最終回に打たれてしまった。今日はピンチもあったが、粘り強く投げることができた」と悪夢からの反省を生かした。「ピンチで力んで、ボールが続いてしまった。力を入れすぎず、気を緩めすぎず、バランスを意識した。ピンチを考えすぎるのもよくないので」と7回のピンチでは前日にホームランを放っているバルガスに対し、得意のフォークボールを投じ、打ちそこないの併殺に仕留めこの窮地を脱した。
予定通りいけば、開幕2カード目のロッテ戦での先発が濃厚な右腕について辻監督は「粘り強く投げたと思う」とこの日のピッチングを評価した一方で早打ちのロッテ打線に対しての攻め方について言及。「(早いカウントから)どんどん来るところでいい当たりをされているようじゃまだまだ。もっと厳しいところに行かないと」と注文を付けていた。