MLBコミッショナー、引退イチローに敬礼「誰とも異なる選手」「いつまでも覚えられる」
2001年から知るマルティネス氏も称賛「規律、一貫性、野球への献身と愛は我々が学べること」
マリナーズのイチロー外野手が21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの日本開幕戦後に現役引退を表明した。すでに一流メジャーリーガー、親交のあった有名人ら各方面から引退を惜しむ声が届いているが、ロブ・マンフレッドMLBコミッショナー、かつてチームメートだったエドガー・マルティネス打撃アドバイザーも歴代22位の通算3089安打を記録した安打製造機の引退を惜しみ、これまでの活躍を感謝している。マリナーズの地元紙「シアトル・タイムズ」が伝えている。
マンフレッドMLBコミッショナーは同紙の冒頭で「本日、我々は球界最高の選手の1人であるイチロー・スズキの素晴らしいキャリアを祝福する」とコメントした。イチローのメジャー1年目、2001年はステロイドなどの禁止薬物などを使い、本塁打を量産する打者が多かった。同コミッショナーは「2001年にメジャーデビューしてア・リーグ新人王とMVPを受賞した以降、イチローは他の誰とも異なる選手として自身の存在を確立した」と俊足巧打のプレースタイルを称賛。「野球のあらゆる面で見せた優れた才能、シアトル・マリナーズでプレーした歴史的なシーズン、WBCの最初の2大会で侍ジャパンの優勝に貢献したことで、彼はいつまでも覚えられるだろう」と称えている。
昨年米野球殿堂入りしたマルティネス氏も特別な感情を抱いたようだ。現役時代は主軸として、昨季からは打撃アドバイザーとして支えた。同紙に「素晴らしいキャリア、おめでとう、イチロー。何年もの間イチローを見られたことは素晴らしかった。規律、一貫性、野球への献身と愛は我々が学べることだ。幸運を祈っている。直接おめでとうと言うのを楽しみにしているよ」とコメントしている。
(Full-Count編集部)