オリの“ラオウ”自主トレ共にしたイチローへ惜別弾! 「僕もああいう活躍が」
オフには神戸でイチローと自主トレを共にした杉本
■オリックス 3-2 阪神(オープン戦・22日・京セラドーム)
オリックスの杉本裕太郎外野手が22日、阪神とのオープン戦でプロ入り後初のサヨナラホームランを放ち試合を決めた。
2-2で迎えた9回2死走者なしの場面で西村監督は迷わず代打・杉本をコール。阪神・飯田がフルカウントから投じた6球目のスライダーを完璧に捉えた打球は一直線で左翼席へ飛び込んだ。
人生初となるサヨナラアーチを放った杉本は「狙って打てて良かったです。(サヨナラホームランは)初めてですね」と笑顔。この試合までの打率は.217ながら2本塁打を放つなど長打力を発揮。前日には自主トレを共にした尊敬する大先輩・イチローが現役引退。引退会見は最後まで見届け「結構、思うところはあった」と口にした。
過去3年間、神戸で行われていた自主トレに参加し、打つ、投げる、守る、すべてで魅了された。「言葉というか全ての姿が印象に残っている。ずっと見てきたスーパースター。僕もああいう活躍ができれば」と語った。
漫画「北斗の拳」で登場するラオウをこよなく愛し、あだ名も「ラオウ」。迫力満点の“ラオウ”が放った豪快なサヨナラ弾に西村監督も「あの場面はランナーもいないし。『ホームランを打ってこい』と。ナイスバッティングでした」と賛辞を送っていた。