41度目出場の龍谷大平安が初戦突破 野沢が11回完封、壮絶な投手戦を制す
津田学園の前は11回2失点170球の力投も敗れる
第91回選抜高校野球大会は25日、大会3日目が行われ、第1試合は全国最多41度目の出場となった龍谷大平安が2-0で津田学園に勝利。壮絶な投手戦となったが、延長11回に均衡を破り、大熱戦を制した。
試合は立ち上がりから背番号1同士の投手戦に。津田学園の右腕・前は2回2死から三尾に初ヒットを浴びるも、後続を断って無失点。4回は2連続四死球と犠打で1死二、三塁とされるも、三尾、長畑を連続空振り三振に仕留めた。その後は7回まで走者を出さず、8回まで1安打投球を続ける。
一方、龍谷大平安の左腕・野沢は3回、先頭の小林にヒットを許し、その後2死二塁とされるも、大音を中飛に仕留める。4回は2四死球と2犠打で2死二、三塁とされるも、阿万田は中飛。5、7、8回もヒットを許したが、後続を断って無失点に抑えた。
9回、前は1死から水谷にチーム2本目のヒットを浴びると、二盗も許して1死二塁に。しかし、奥村は左飛、三尾はニゴロと得点は許さない。すると、野沢は9回裏を3者凡退に抑え、試合は延長戦に突入した。
11回、龍谷大平安は先頭・北村が死球で出塁。その後、二盗を決める。1死一、二塁となってから、奥村がレフトへ適時二塁打。ついに均衡を破った。さらに、三尾が犠飛で追加点を奪取。2-0とした。
その裏、野沢は3者凡退に抑えて試合終了。11回132球を投げて4安打7奪三振2四死球無失点の完封。41度目出場の龍谷大平安が初戦を突破した。一方、津田学園の前は11回4安打2失点6奪三振5四死球。170球の力投も実らなかった。
(Full-Count編集部)