山梨学院24点大勝、盛岡大付サヨナラ勝ち 龍谷大平安は投手戦制す…選抜3日目
山梨学院・野村が1試合2発の大会タイ記録 大会龍谷大平安・野沢が11回132球完封勝利
第91回選抜高校野球は25日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会3日目が行われ、龍谷大平安(京都)、盛岡大付(岩手)、山梨学院(山梨)が2回戦に駒を進めた。
○龍谷大平安 2-0 津田学園
延長10回まで両軍無得点。龍谷大平安の左腕・野沢と津田学園の右腕・前の背番号1同士の壮絶な投手戦となった。41度目出場の龍谷大平安は延長11回、1死一、二塁から奥村が左翼へ適時二塁打。さらに三尾の犠飛で2点目を奪って試合を決めた。野沢は11回132球を投げて7奪三振2四死球、4安打無失点の完封勝利。前は11回170球、6奪三振5四死球、4安打2失点の力投だった。
○盛岡大付 3x-2 石岡一
盛岡大付が21世紀枠で春夏通じて甲子園初出場の石岡一に逆転勝ちした。2点を追う9回に盛岡大付が反撃。同2死二、三塁で小川が1ボール2ストライクと追い込まれながら起死回生の2点打。あと1球で敗戦のところから同点に追いつくと、11回1死満塁から投手・岩本の本塁悪送球でサヨナラ勝ちした。石岡一は甲子園初出場初勝利に届かなかった。
◯山梨学院 24-5 札幌第一
山梨学院が大会最多タイの24安打を放ち24得点を奪って大勝した。初回に打者13人で2本塁打を含む8安打10得点。2回以降も攻撃の手を緩めず、3番の野村は大会タイ記録、史上21人目の1試合2本塁打を放った。先発全員安打&全員打点。1試合24安打は2000年の智弁和歌山に並ぶ大会最多タイ記録だった。札幌第一は11安打5得点も投手陣が振るわなかった。
(Full-Count編集部)