2019年の新スターは誰だ キラリと光った12球団若手有望株は?
熾烈な捕手争いの大城は絶好調、DeNA・楠本は首位打者でリードオフマンに名乗り
○大城卓三捕手(巨人)
11試合9安打1本塁打4打点 .409 .409 .591 OPS1.000
FAで炭谷が加入し熾烈な正捕手争いが起こっている巨人。昨季2番手捕手として83試合に出場した大城はオープン戦で4割を超える打率を残し、得意の打撃でアピールに成功した。守備面の評価を上げればシーズン中の正捕手奪取も期待される。
○楠本泰史外野手(DeNA)
17試合19安打2本塁打7打点 .388 .434 .612 OPS1.046
1年目の昨季は開幕1軍をつかみ、56試合に出場。打率.205と結果は出なかったが、ファームでは打率.323と打ちまくった。オープン戦では打撃好調で12球団トップの打率.388を記録、初の開幕スタメンを引き寄せた。DeNAの新たなリードオフマン候補だ。
○木浪聖也内野手(阪神)
17試合22安打0本塁打9打点 .373 .403 .492 OPS.895
昨年のドラフトで3位指名を受けた虎の若手内野手がオープン戦で12球団3位の打率.373を残し、北條とのポジション争いを制して1番遊撃での開幕スタメンを手中に収めた。複数ポジションを守れるユーティリティ性も強みで、オープン戦で11位と不振だった阪神の希望となっている。
○近本光司外野手(阪神)
17試合17安打0本塁打1打点 .262 .284 .277 OPS.561
即戦力としての期待が高いドラ1ルーキーはオープン戦で打率.262、6盗塁と走力をアピール。一方で打率の割に出塁率が低く、長打力も今一つのため、そこがどうでるか。とはいえベテランの多い阪神外野陣のなかで期待は高く、1年目にして2番中堅で開幕スタメンの座を奪取した。
○横尾俊建内野手(日本ハム)
13試合13安打3本塁打7打点 .371 .436 .686 OPS1.122
レギュラー奪取を期待された昨季は9本塁打も打率.207と期待を裏切った。オープン戦では絶好調で打率.371、3本塁打を残しレギュラー不在の二塁手、もしくはレアードの抜けた三塁手のポジション争いに名乗りを上げた。