2019年の新スターは誰だ キラリと光った12球団若手有望株は?
主力多数退団のオリでは多くの若手が躍動
○福田周平内野手(オリックス)
16試合16安打0本塁打5打点 .296 .387 .481 OPS.869
2年目を迎えた好打の内野手は、即戦力としての期待に応えた昨季から好調を維持。オープン戦では特に出塁率で.387と高い数字を残し、1番打者としての仕事を全う。主力が多く退団したオリックスの中で気を吐いた。わずか16試合で4本の三塁打を放つなど、俊足でも貢献する。
○頓宮裕真内野手(オリックス)
17試合15安打2本塁打8打点 .259 .306 .397 OPS.703
昨年のドラフトで2位指名を受けたルーキーは、早くもオープン戦で三塁手の定位置を確保。ここまで2本塁打と高い評価を受けていた長打力は本物だ。亜大時代には捕手を守り、プロ入団後に三塁手に転向したため守備は発展途上だが、強肩を備えており素質は十分。
○辰己涼介外野手(楽天)
14試合10安打1本塁打4打点 .303 .378 .455 OPS.833
即戦力の呼び声高いドラ1ルーキーは、オープン戦で3割を超える打率もマークし、早くも実力の片りんを見せている。前評判の高かった打撃だけでなく守備、俊足でもハイレベルなプレーを魅せており、レギュラーに向けアピールを続けた。
(以下、投手。カッコ内は球団名 成績は左から試合、投球回、勝利、負け、セーブ、奪三振、防御率)
○床田寛樹投手(広島)
4試合17回 1勝1敗0セーブ 19奪三振 防御率1.59
トミー・ジョン手術からの復活を期す左腕は、オープン戦で防御率1.59、奪三振率は10を超えるなど結果を残した。被打率、WHIPは決して良い数字ではないため、シーズンも同等の成績を残せるかは不透明だが、数少ない先発左腕として貢献したいところ。