注目の明石商2年エース中森、10奪三振で完投 昨夏甲子園経験し成長遂げる
直球、スライダー中心 終盤になっても投球の精度落ちず
第91回選抜高校野球は27日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会5日目が行われ、第1試合では明石商(兵庫)が国士舘(東京)を7-1で下した。明石商先発の2年生右腕・中森俊介が9安打をされながらも、完投勝利を収めた。
1年生だった昨夏も経験した甲子園のマウンドで、181センチ右腕は粘りを見せた。初回は国士舘打線を3者凡退に抑えたが、2回以降は走者を背負うピッチング。それでもコーナーに丁寧に投げ分けた。4回は振り逃げで出した走者を進められ、相手エースの白須仁久(3年)に中前安打を浴びたが、その後は反撃を許さなかった。
打線は中森が選んだ押し出し四球から、1番・来田涼斗(2年)の2点適時打などで3点を先取。7回には相手のバッテリーミスで加点。リードをもらった中森はテンポの良い投球で国士舘打線を封じていった。
(Full-Count編集部)