プロ注目の星稜・奥川、9回10K自責2の力投も2回戦で散る 習志野が初の春8強
習志野が優勝候補の星稜を撃破、2回途中から登板のエース飯塚が快投
第91回選抜高校野球は28日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会6日目が行われ、第3試合は習志野(千葉)が星稜(石川)に3-1で勝利した。星稜のプロ注目右腕・奥川恭伸投手は9回7安打10奪三振3失点(自責2)の力投も2回戦で姿を消した。
星稜は2回、先頭・山瀬が中前打で出塁すると、奥川の犠打で1死二塁とチャンスを作る。福本は二飛に倒れるも、岡田が習志野のアンダースロー岩沢から中前へと運ぶタイムリーで先制に成功。習志野はエースの飯塚を投入した。
一方、エース奥川は3回までに無安打投球。しかし、習志野は4回にポテンヒット2本でチャンスを作ると、竹縄がライトへのタイムリーを放ち、同点とした。その後、2死満塁とするも、兼子は中飛。奥川が踏ん張り、勝ち越しはならなかった
その後は両エースが好投。試合を動かしたのは習志野だった。7回、1死から兼子のヒット、飯塚の犠打で2死二塁とすると、角田の三塁線へのゴロを三塁手の知田が捕球できず。二塁走者が生還し、勝ち越しに成功した。
さらに、9回には1死から8番の兼子がレフトへ運ぶソロホームラン。貴重な追加点を奪った。エース飯塚は9回も無失点に抑え、3-1で勝利。習志野が好投手・奥川を要する優勝候補の星稜を撃破し、選抜は初のベスト8進出を決めた。2回途中からマウンドに上がった飯塚が7回1/3を3安打無失点5奪三振と好投した。
奥川は9回7安打10奪三振3失点(自責2)の力投も2回戦で敗退。9回の攻撃では最後の打者として右飛に倒れた。
(Full-Count編集部)