市和歌山52年ぶり8強、元阪神・中谷監督が勝利、星稜・奥川は敗退…選抜6日目
智弁和歌山の中谷仁監督は就任1年目で甲子園初勝利
第91回選抜高校野球は28日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会6日目が行われ、智弁和歌山(和歌山)、市和歌山(和歌山)、習志野(千葉)が勝利した。プロ注目の星稜・奥川恭伸投手は9回7安打10奪三振3失点の力投も2回戦で姿を消した。
○智弁和歌山(和歌山) 13-2 熊本西(熊本)
智弁和歌山の猛打が爆発した。熊本西に1点を先制されたが、3回に西川、黒川、東妻の3連続タイムリーで一挙4点を奪い逆転。続く4回にも東妻の3ランなど7安打を浴びせるなど7点を追加しリードを広げた。終わってみれば18安打13得点の圧勝。元阪神の中谷仁監督は就任1年目で甲子園初勝利を手にした。
○市和歌山(和歌山) 6-2 高松商(香川)
市和歌山が52年ぶりのベスト8進出を果たした。初回に緒方の先制ソロで試合の主導権を握ると、続く2回は壱岐の2点タイムリーで追加点。4回には再び壱岐の適時打など3点を追加した。先発した背番号「9」の柏山が6回途中2失点と試合を作り、エース左腕・岩本が好救援を見せた。高松商は最終回に2死満塁の好機を作ったがあと1本が出なかった。
○習志野(千葉) 3-1 星稜(石川)
習志野の粘り強い打撃が好右腕・奥川を攻め立てた。1点を追う4回に竹縄のタイムリーで同点に追いつくと、7回には2死二塁から相手エラーで勝ち越し。9回には兼子がダメ押しとなるソロ本塁打を放った。2番手でマウンドに上がったエース飯塚が7回1/3を3安打無失点と好投。星稜は7回、8回と好機を作ったが、牽制アウトになるなどミスが痛かった。
(Full-Count編集部)