ヤ軍ブーン監督、開幕白星の田中将大を称賛「必要なもの全てを出してくれた」
4度目の開幕投手任命に「当然の選択だった」
■ヤンキース 7-2 オリオールズ(日本時間29日・ニューヨーク)
ヤンキース田中将大投手は28日(日本時間29日)、本拠地で行われた今季開幕戦のオリオールズ戦に先発。5回2/3を投げて6安打5奪三振2失点(自責1)で今季初勝利を飾った。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、この日の右腕について「我々が必要なもの全てを出してくれた」と称賛。「感情や状況をうまくコントロールしながら投げていた」と高く評価した。
田中は初回に2安打されたが無失点に抑えると、2回先頭から打者8人を連続凡退。4点リードの4回に味方失策も絡んで1点を与えたが、5回を3者凡退とした。
味方打線がリードを5点に広げて迎えた6回。2死二塁からマンシーニに中前適時打を許したところで降板したが、救援陣が無失点リレーでつなぎ、チームを勝利に導いた。
就任以来、開幕戦を2年連続勝利で飾った指揮官は、試合後に笑顔で会見室に現れた。この日の田中について問われると、「私はいつでも安心して彼に大舞台を任せられる。(開幕投手も)当然の選択だった」とし、「感情や状況をうまくコントロールしながら投げていた。いい登板だった」と称えた。
この日は打線が爆発した。2番ジャッジが2安打2四球、3番スタントンが1安打2四球と出塁すると、続く4番ボイトが先制3ランを放った後も3四死球で全打席出塁。1番打者を務めたガードナーを除く全先発野手が安打を記録するなど、ヤンキース打線の穴の少なさを見せつけた。
今季は10年ぶりの世界一を狙うヤンキースが、本拠地ファンの前で理想的なスタートを切った。
(Full-Count編集部)