菊池雄星、5回まで2失点4K 4点リードでメジャー初勝利の権利が発生
前回は勝利まであと1死で降板も…今回は5回のピンチを1失点で切り抜ける
■マリナーズ – Rソックス(日本時間30日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手が29日(日本時間30日)、レッドソックス戦で本拠地初登板。“米国デビュー”のマウンドで2回にソロ本塁打を浴びるも、5回まで2失点(自責1)。チームは4点リードしており、菊池に初勝利の権利が発生した。
菊池は初回先頭ベニンテンディをスライダーで空振り三振に仕留めると、昨季ア・リーグMVPの2番ベッツは94マイル(約151キロ)の直球で右飛。3番のマルティネスも94マイルの直球で右飛とわずか11球で3者凡退に仕留めた。
マリナーズはその裏にスミスの先頭打者弾、サンタナのソロ弾で2点を奪い、援護する。2回、菊池は先頭の4番ボガーツに91マイル(約146キロ)の直球を捉えられ、レフトスタンドに運ばれる。メジャー初被弾で1点を返されるも、ヌネスはスライダーで空振り三振、ディバースも高め直球で空振り三振。トラビスにはライト前ヒットを許したが、ブラッドリーはスライダーで空振り三振に切って取り、リードを守った。
マリナーズは直後の攻撃で捕手のナルバエスのソロで1点を追加。菊池は3回、バスケスを中飛、ベニンテンディは左飛、ベッツは三ゴロに仕留める。4回もマルティネスを右直、ボガーツを遊ゴロ、ヌネスを二飛とクリーンアップを打ち取り、2イニング連続の3者凡退に抑えた。
マリナーズ打線はその裏に3点を追加し5点リードに。菊池は5回、失策と不運なヒットで無死一、三塁とされるも、ブラッドリーは遊ゴロ併殺打。1点は入ったが、最高の形でピンチを切り抜け、バスケスは左飛で3アウト。21日のアスレチックス戦では勝利投手の権利まであと1死で降板していたが、この日は5回まで投げきり、リードを守った。5回まで75球、2失点と好投を続けている。
(Full-Count編集部)