明石商2年生エース・中森が好救援&中堅へ本塁打 3年前の初出場時と並ぶ8強
大分は明豊に続いてベスト8進出を目指すも敗戦
第91回選抜高校野球は大会8日目を迎え、第2試合で明石商が大分を13-4で破り、ベスト8進出を決めた。
明石商、大分ともにエースをベンチに温存してスタート。明石商は宮口大輝(3年)、大分は武藤俊介(3年)が先発した。
初回、明石商が重宮涼(3年)のスクイズで先制。その裏、大分も小手川巧(3年)の左翼線二塁打で同点に追いついた。
明石商は2回に岡田光(3年)の左翼席への本塁打などで4得点とリードを広げた。リードをもらった先発マウンドの宮口がこれでペースをつかむかと思われたが、制球が定まらず1死一、二塁とピンチを招く明石商・狭間監督はすぐに投手を交代、2年生エースの中森を送り込んだ。中森はピンチを無失点で切り抜けると、3回以降も大分打線を封じ込む好投を見せた。
リズムを呼び込んだ中森は今度はバットで魅せた。4回の打席でセンターへの本塁打で6点目をマーク。その後も打線は攻撃の手を緩めず、13得点を奪った。
中森は7回まで投げ、5回2/3、7奪三振、無失点の好投。7回から左翼の守備に就いた。勝利した明石商は初出場だった2016年と同じベスト8に進出した。
大分は明豊に続いて、大分県勢8強へ挑んだが及ばなかった。エースの長尾凌我(3年)は3回から3番手上がったが、4失点と奮わなかった。
(Full-Count編集部)