西武高橋光、7回3失点も2被弾を悔やむ 「もっと厳しいところに行かないと」
1点リードの6回に痛恨の逆転2ランを浴びる
■ソフトバンク 3-1 西武(31日・ヤフオクドーム)
西武の高橋光成投手が31日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発。7回6安打3失点の好投を見せたが味方の援護なく今季初黒星を喫した。
1点リードで迎えた6回、ここまで好調の今宮にすっぽ抜けのスライダーで死球を与えると、続く柳田に2試合連続のホームランを浴び逆転を許した。7回にも上林にソロホームランを献上するなど一発攻勢で勝負を決められた。
試合をひっくり返された柳田の一発について高橋光は「厳しく行かないといけない場面だったが、シュートして真ん中に入ってしまった。いいバッターに対してもっと厳しいところに行かないといけないと痛感した」と悔やんだ。
オフにはウエイトトレなどで増量しパワーアップ。さらに二段モーションを取り入れることで190センチの高身長から投げおろす直球にも力が増した。ソフトバンク打線に真っ向勝負で立ち向かい7回3失点と試合を作ったが勝負所で浴びた一発は大きかった。
辻監督はこの日の高橋光のピッチングについて「よく粘っていた。柳田のホームランは打った方もすごい」と敵ながら脱帽。一方で「(3点目の)上林のホームランはバッテリーで大いに反省してほしい。1点差なら大いにチャンスがあった。あの3点目は痛かった」と勝敗の分かれ目となってしまった一球に注文をつけていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)