明豊&明石商がサヨナラ勝ちで4強入り 東邦は30年ぶり、習志野は初…選抜9日目

大会9日目が終わり4強が出揃った
大会9日目が終わり4強が出揃った

4強出揃う 準決勝は習志野-明豊、東邦-明石商

 第91回選抜高校野球は31日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会9日目、準々決勝4試合が行われ、習志野(千葉)、明豊(大分)、東邦(愛知)、明石商(兵庫)が準決勝に進出した。

○習志野(千葉) 4-3 市和歌山(和歌山)

 習志野は1点差の6回2死一、二塁で飯塚の中前適時打で同点。同点の7回2死一、三塁では高橋雅の遊ゴロの間に勝ち越した。投げては2回から登板した飯塚が9奪三振、4安打無失点と好投。習志野は選抜初の4強。千葉県勢では2008年千葉経済大付以来11年ぶりのベスト4進出だ。市和歌山は初回に3点を挙げたが、2回以降は打線が沈黙した。

○明豊(大分) 1-0 龍谷大平安(京都)

 明豊がサヨナラ勝ちし、春夏通じて初の4強入り。両軍無得点で迎えた11回、2死満塁から後藤がサヨナラとなる適時打を放った。投げては寺迫、若杉、大畑の継投で11回無失点に抑えた。大分県勢では1976年に日田林工以来、43年ぶりのベスト4入りとなった。龍谷大平安は橋本、野沢が好投したものの、打線が得点できなかった。

○東邦(愛知) 7-2 筑陽学園(福岡)

 東邦が優勝した平成元年(1989年)以来30年ぶりに準決勝進出した。エース石川が7回3安打2失点と好投。打線は4回に成沢の中堅への2点二塁打で先制すると、6回には打者一巡の猛攻で6安打5得点を挙げた。初出場で8強入りしていた筑陽学園は6回の5失点が痛かった。

○明石商(兵庫) 4-3 智弁和歌山(和歌山)

 明石商が智弁和歌山にサヨナラ勝ちし、春夏通じて初の4強進出を決めた。明石商は初回、押し出し四球で智弁和歌山に先制点を与えるも、直後に来田の初回先頭打者弾などで2点を奪い逆転。3-1で迎えた5回に同点に追いつかれたが、3-3で迎えた9回で来田がサヨナラ右越えソロを放った。投げては中森が9回161球の熱投で8四死球、8安打3失点で完投勝利した。

(Full-Count編集部)

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