イチロー引退後は誰? 今季メジャー最年長は投手ロドニー、野手プホルス

東京ドームでの試合を最後に現役を引退したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】
東京ドームでの試合を最後に現役を引退したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

最年少も投打揃ってドミニカ共和国出身選手

 3月20日に東京ドームで行われた今季開幕戦に45歳149日で出場したマリナーズのイチロー外野手。これは開幕スタメンを果たした野手ではメジャー史上2番目に年長で、外野手では史上最年長となった。だが、21日の第2戦終了後に現役引退を発表。28日(日本時間29日)に行われた北米での開幕ロースターには名を連ねなかった。またイチローより約5か月年長の右腕バートロ・コロンも現在FAのままで、どのチームにも所属していない。

 それでは、イチローとコロンが開幕ロースターに名を連ねていない今季は、誰がメジャー最年長となったのか。米最大移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」では特集を組み、今季開幕ロースターの中で最年長と最年少選手を紹介している。

 記事によれば、最年長はアスレチックスの救援投手フェルナンド・ロドニーの42歳。それに続くのが、エンゼルス主砲のアルバート・プホルスで39歳となっている。奇しくも同じドミニカ共和国出身の2人が、投打でメジャー最年長となった。

 最年少はというと、ブルージェイズ右腕のエルビス・ルシアーノの19歳で、ロドニーとの年齢差は実に23歳となっている。それに続くのが、パドレスのフェルナンド・タティスJr.の20歳。投打の最年少も揃ってドミニカ共和国出身選手となった。

 最年長コンビのロドニーとプホルスが、どこまで記録を伸ばし続けるのか。2001年にデビューし、イチローと“同期”のプホルスは満身創痍の中でプレーし続けているが、ぜひイチローの45歳を目指してほしいところだ。

 最年長、最年少のトップ10は次の通りとなっている。

【最年長】
1 フェルナンド・ロドニー(アスレチックス)1977年3月18日
2 アルバート・プホルス(エンゼルス)1980年1月16日
3 リッチ・ヒル(ドジャース)1980年3月11日
4 エリック・クラッツ(ジャイアンツ)1980年6月15日
5 ネルソン・クルーズ(ツインズ)1980年7月1日
6 CC.サバシア(ヤンキース)1980年7月21日
7 パット・ニシェック(フィリーズ)1980年9月4日
8 カーティス・グランダーソン(マーリンズ)1981年3月16日
9 ベン・ゾブリスト(カブス)1981年5月26日
10 オリバー・ペレス(インディアンス)1981年8月15日

【最年少】
1 エルビス・ルシアーノ(ブルージェイズ)2000年2月15日
2 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)1999年1月2日
3 フアン・ソト(ナショナルズ)1998年10月25日
4 ブライス・ウィルソン(ブレーブス)1997年12月20日
5 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)1997年12月18日
6 ビクター・ロブレス(ナショナルズ)1997年5月19日
7 オジー・オールビーズ(ブレーブス)1997年1月7日
8 グレイバー・トーレス(ヤンキース)1996年12月13日
9 エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)1996年11月27日
10 ラファエル・デバース(レッドソックス)1996年10月24日

(Full-Count編集部)

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