田中将大、3日タイガース戦へ軽めの調整「しっかりパフォーマンスを出せれば」
オープン戦で2度先発「前回のボルチモアより意識しやすい」
■ヤンキース – タイガース(日本時間3日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、今季2度目の先発となる2日(同3日)タイガース戦に向けて、キャッチボールなどで軽めの調整を行った。チームは開幕戦での勝利以降は2連敗し、主砲ジャンカルロ・スタントン外野手が上腕二頭筋を痛めて故障者リスト(IL)入りと並みに乗り切れず。田中にかかる勝利の期待は高まるが、「どういう状況であれ、自分のやることは変わらない。マウンドでしっかりパフォーマンスを出せればなと思います」と自然体を強調した。
前回の3月28日(同29日)オリオールズ戦では今季初先発初勝利を挙げたが、「確実にストライクを取れるボールがなく、少し窮屈な投球になった」と反省。この間、カウントを整える球の精度を高めることを「意識しながら取り組んできました」と明かし、「あとは緊張感がある中、打者が立った時にしっかりカウントを取れるかどうかというところ。練習してきたものを出せればいいと思う」と話した。
対戦するタイガースはオープン戦で2度先発した相手。「何人か当たっていないバッターはいますけど、だいたい去年対戦したりしてますし、オープン戦で対戦した打者が揃っているので、前回のボルチモアよりも意識しやすいところは正直ある」とし、これまで蓄えたデータを基に対策を立てていく。
前回のオリオールズ戦ではカーブが配球のアクセントとなっていたが、今季はこれまで軸としなかった球種を使いながら、軸となる球種を生かすことを意識している。その中でも、カーブはオープン戦からストライクを取れる球になりつつあり、「カーブでしっかりストライクを取れる自信じゃないですけど、このカウントでカーブを投げても大丈夫だって、去年に比べたら強く思える」と手応えを感じているようだ。
メジャー6年目の今季、自身初となる開幕2連勝に向けて、着実に準備を重ねている。
(佐藤直子 / Naoko Sato)