韓国“逆輸入右腕”らが史上初の快挙 デビュー戦の2投手が勝利&セーブを記録
メジャーでも初の出来事に、韓国からの“逆輸入右腕”ケリーは初勝利
■ダイヤモンドバックス 10-3 パドレス(日本時間2日・サンディエゴ)
ダイヤモンドバックスの2人の投手が1日(日本時間2日)の敵地パドレス戦で歴史的なデビューを飾った。韓国からの“逆輸入右腕”として話題のメリル・ケリーが6回3失点で初勝利を飾ると、ジョン・ダップランティアーは3回無失点の快投で初セーブ。米メディアによると、2人の投手がデビュー戦で勝利とセーブを同時に記録したのはメジャー史上初の快挙だという。
昨季、韓国プロ野球のSKワイバーンズで12勝7敗、防御率4.09の成績をマークし、オフにダイヤモンドバックスに加入したメリー。韓国に行く前はメジャー経験がなく、これがデビュー戦となったが、5回まで無失点に抑える好投。味方打線も5回までに9得点と援護した。6回に超有望株のタティスJr.に2ランを浴びるなど3失点を喫したが、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
すると、この後を継いだダップランティアーも快投。こちらもメジャーデビュー戦で、3イニングをわずか被安打1で2奪三振無失点。チームは7回にも1点を加え、10-3で大勝した。3イニングを投げたダップランティアーにはセーブがついた。
地元テレビ局「FOXスポーツ・アリゾナ」は試合後、ツイッターで「ジョン・ダップランティアーとメリル・ケリーが今夜歴史に名を刻んだ。2人の投手が同じ試合でメジャーデビューを果たし、片方が勝ち星を挙げ、もう片方がセーブを挙げるというのは、MLBの歴史上で例がないことである。(米スポーツデータ分析会社の)エリアス・スポーツ・ビューローが伝えている」とレポート。“偉業”だったことを紹介している。
オープン戦は6試合登板で防御率5.91という成績だったがケリーだが、クオリティー・スタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成し、最高のメジャーデビューを飾った。