ロッテ井口監督、5失点降板の涌井に苦言「試合を作ってくれないと」
右腕は4回0/3を投げて9安打5失点で降板
■西武 7-4 ロッテ(2日・メットライフ)
ロッテは2日、敵地メットライフドームで行われた西武戦に4-7で敗れ、3連敗を喫した。
先発涌井は2回まで走者を出しながらも粘りの投球を見せていたが、3回1死一塁から源田に右翼線適時二塁打を浴び、先制を許した。4回には山川の3号ソロと、2死一、三塁から木村の遊安打で2失点。5回には無死満塁で森に右前への2点適時打を浴び、4回0/3、114球9安打5失点(自責点4)。5回は1死も取れずにマウンドを後にした。
自身の投球について涌井は「ボールが続いてなかなか有利なカウントを作れず、リズムを作れなかった。一度もチームに良いリズムを呼び込めず申し訳ない」とコメント。井口監督は涌井について「なんとか試合を作ってくれないと」と苦言を呈していた。
攻撃では2回、6番レアードからの3連打で1死満塁と先制の好機を作ったものの、9番藤岡が二ゴロ。今日1番に入った藤原は3球三振で無得点。指揮官も「あそこで点を取れないと」と、流れを呼び込めなかったことを悔やんだ。開幕戦で内野安打を放って以降、無安打が続くドラフト1位の藤原について「明日は(西武先発が)左なので、打順を含めて考える」とした。
これで3連敗となったロッテ。この日もここ3試合と同様、終盤でレアードに本塁打が飛び出すなど、追い上げを見せている。明日の先発ブランドンを始めとする投手陣が、試合を作ることができるかがポイントだ。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)