オリックス、12球団唯一の未勝利で単独最下位　指揮官「明日から締めていきます」

ホーム開幕戦でも白星ならず、12球団唯一の未勝利で単独最下位に転落

■ソフトバンク 11-4 オリックス（2日・京セラドーム）

　オリックスは2日、京セラドームで行われたソフトバンク戦に4-11で敗れ単独最下位に転落した。ホーム開幕戦を勝利で飾れず12球団唯一の未勝利となった。

　日本ハムとの開幕戦は2敗1分けに終わり本拠地・京セラドームに戻ってきた西村オリックス。ファンの前で今シーズン初勝利を届けることができなかった。

　西村監督が「本来の投球ではなかった。今日はそこに尽きる」と首を傾げた先発アルバースが誤算だった。2回1死からグラシアル、内川、松田、上林に4連打を浴び一挙3失点。さらに3回には今宮にソロ、5回には柳田に3ランを浴びるなど5回7安打7失点で降板となった。

　打線は11安打4得点と意地を見せたが、深刻なのは4番の吉田正。この日も4打数無安打に倒れ開幕4試合を終え打率.059、0本塁打、0打点と大ブレーキ。指揮官は「そこは辛抱。チームの4番だから」と口にしたが「良いときに比べたらちょっと違うかな」と日本代表、オープン戦で好調だった和製大砲の復調に期待を込めた。

　ホーム開幕戦には満員御礼となる3万6104人のファンが集まった。だが、チームは12球団で唯一未勝利となり単独最下位に転落。苦しい状況が続くが西村監督は「一番は勝つに越したことはないが、もう少し内容のある試合をしないと。明日から締めていきます」と、チーム初勝利を誓った。

（橋本健吾 / Kengo Hashimoto）