30年ぶり東邦か、初の習志野か 紫紺の優勝旗はどちらに?…選抜11日目の見所

平成最後の選抜王者を決める決勝戦が行われる
平成最後の選抜王者を決める決勝戦が行われる

“平成最初”の優勝校だった東邦は単独最多5回目の優勝を狙う

 第91回選抜高校野球大会は3日(大会11日目)、紫紺の優勝旗をかけた決勝戦が行われる。決勝は30年ぶりの決勝で単独最多5回目の優勝を狙う東邦(愛知)と、初の決勝進出となった習志野(千葉)が激突する。

 東邦はエースの石川を中心とした堅い守りを誇り、1回戦から準決勝までの4試合はいずれも相手を2失点以内に抑えている。準決勝の明石商戦で143球を投げて2失点完投、ここまで333球を投げてきている石川がどれだけ踏ん張れるかが鍵を握りそうだ。

 打線では、準決勝で7番に打順を下げた吉納が決勝の3ランを放つなど、好投手の中森から2打数2安打を放って復調気配。この吉納を何番に据えるか、にも注目だ。中堅の河合が、準決勝で死球を受けて右手親指を骨折。度重なる好守を見せていた河合の不在の影響がどう出るか。

 習志野は2回戦から3試合連続で逆転勝利を収めており、終盤の粘りが武器だ。エースナンバーを背負う飯塚はここまでの4試合はいずれもリリーフ登板。2回戦は7回1/3、3回戦は8回を投げたものの、準決勝の明豊高戦は3回を投げて3安打1失点。余力を残しており、決勝で初めて先発するのか、これまで通りリリーフとして投げるのか、起用法に注目だ。

 打線は準決勝で4番の桜井が本塁打を含む2安打を放ち、状態が上向き。兼子、小沢の下位に当たりが出ているだけに、上位打線が東邦のエース石川をどう攻略するかが勝負を分けるポイントになりそう。接戦に持ち込み、得意の終盤勝負に持ち込みたい。注目の決勝は、3日12時半試合開始予定だ。

(Full-Count編集部)

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