ナ・リーグで投手の本塁打が続出 「彼らは大谷になろうとしている」
グリンキーは通算打率.222、バムガーナーは通算18本塁打と打撃が得意
2日(日本時間3日)に行われたMLBの試合で、ナ・リーグの投手による本塁打が相次いだ。Dバックスのザック・グリンキー投手が1試合2本塁打を放つと、ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手も本塁打を放ち、1日で投手による本塁打が3本も飛び出した。
グリンキーは第2打席、パドレスの開幕投手を務めた左腕エリック・ラウアーの甘く入ったカットボールを捉える3ランを放つと、続く第3打席、今度は右腕アダム・ウォーレンのスライダーを捉えてソロ本塁打とした。
左投右打のバムガーナーもドジャース開幕投手、柳賢振が投じた高めのカットボールを完璧に捉えるツーランを放ち、強打者さながらの“確信歩き”まで見せた。両者ともに打撃が得意で、グリンキーはこの日の2本塁打で通算打率.222、バムガーナーは通算18本塁打とした。
そんな中「ロサンゼルス・タイムズ」のエリック・ソンドハイマー記者が自身のツイッターで「ザック・グリンキーが2本塁打を放った。マディソン・バムガーナーも本塁打を放った。彼らは大谷になろうとしている」と投稿。まるで強打者のような一撃を放った2人を、二刀流の大谷と対比させていた。
エースとしての実績があるグリンキーやバムガーナーが今から二刀流に挑戦するのは考えにくいが、実際に二刀流に挑戦する選手は着実に増えている。昨季MLBで二刀流を成功させ、新人王を獲得した大谷。投手と野手を分業とする従来の野球の常識を覆した影響は大きいようだ。