「パ・リーグ球場の歩き方」―楽天、西武、オリックスの球場観戦のススメ

楽天生命パーク宮城【写真:(C)PLM】
楽天生命パーク宮城【写真:(C)PLM】

楽天生命パークは今季から「完全キャッシュレス化」、シンボルの観覧車も

 プロ野球の楽しみ方はさまざまだ。「パーソル パ・リーグTV」のファーム公式戦配信で若手の有望株を追いかけたり、自分でスコアを書いて細かいデータを収集したり、ファンの数だけ野球ファンライフがある。

 ここでは、そのうちの現地観戦の楽しみ方にフォーカスを当て、「パ・リーグ本拠地球場の歩き方」を簡単に紹介。初めて球場に訪れるというファンの参考になれば幸いだ。前回に続いて、楽天の楽天生命パーク宮城、西武のメットライフドーム、オリックスの京セラドーム大阪について見ていく。

○ボールパークの可能性 楽天生命パーク宮城
◆最寄り駅:宮城野原駅ほか ホーム:三塁側

・アクセス
 楽天生命パーク宮城は、宮城県仙台市宮城野にある楽天の本拠地だ。赤と白のコロシアムのような外観が特徴で、徒歩なら仙台駅東口から20分、宮城野原駅から5分(右手に仙台育英高校が見える)。いずれも道のりは単純だ。試合開始の2時間前から、仙台駅発のシャトルバスも運行している。

・チケットについて
 チケットは、コンビニやプレイガイドでは販売していない。イーグルスチケット、楽天イーグルスグッズショップ、楽天モバイル仙台駅前店、電話でのみ受付。また、価格変動制が導入されているため、必ず最新価格を確認しよう。

楽天生命パーク宮城の球場の様子【写真:(C)PLM】
楽天生命パーク宮城の球場の様子【写真:(C)PLM】

・応援の雰囲気
 トランペット、笛、鐘、楽器などの鳴り物による応援は禁止されている。試合中、タイムリーを打った後の塁上パフォーマンスやヒーローインタビューの締めなどでは、「3、2、1……」のカウントダウン後に片手を突き出すポーズ「Burn!(バーン!)」がお馴染みだ。

・大きな特徴とエンタメ
 今年のホーム開幕戦から、プロ野球では世界初となる「完全キャッシュレス化」を実施。スタジアム内でのチケット、飲食、グッズなどの購入の際、現金は使用できなくなり、楽天ペイ、楽天Edy、クレジットカード、楽天ポイントなどのキャッシュレス決済のみを扱う。

 シンボルである大きな観覧車やメリーゴーラウンドがあるのは、敷地内の公園「スマイルグリコパーク」。子どもたちがパーク内の遊具で遊んでいる間、大人たちは外野自由席後方の芝生スペースで試合を観戦する、という楽しみ方ができる。もちろん観覧車に乗るのもいいだろう。あの高さから見下ろす天然芝は、ファンならずとも美しいと感じるはずだ。

・グルメ
 飲料の持ち込みはできず、移し替えステーションもない代わりに、「イーグルスウォーター」なる飲料水の自販機がある。選手の写真を使用したボトルデザインはランダムで、コレクターの心をくすぐる仕様。仙台名物の牛タン、笹かま、せり鍋などもご賞味あれ。

メットライフドームは最寄り駅からのアクセスの良さで他の追随を許さず

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