開幕2連勝の前田健太に敵地メディア脱帽「打者有利の球場で素晴らしい投球」
5日のロッキーズ戦で5回4安打1失点と粘投した前田
■ドジャース 10-6 ロッキーズ(日本時間6日・コロラド)
ドジャースの前田健太投手が5日、敵地でのロッキーズ戦に先発し、開幕2連勝を飾った。5回を投げて4安打4四球と走者を背負いながらも粘りの投球で1失点にまとめた。13安打10得点と味方の大量援護もあり、勝利し、前田は2勝目をマークした。
初回先頭のブラックモンに安打を許した前田だったが、アレナドを投ゴロ併殺打に切り、無失点の立ち上がり。2回も2者連続で四球を許したが、無失点だった。3回は連打と四球で無死満塁のピンチを招き、アレナドの犠飛で失点。ただ、続くストーリーを併殺打に切って最少失点で切り抜けた。5回には安打、自身の野選と悪送球で無死一、三塁のピンチを招いたが、粘り強く後続を打ち取って点は与えなかった。
5回を投げ終えた時点で球数が91球に達し降板となった前田。標高約1600メートルの高地にあり、飛距離が出ることから“打者有利”とされるクアーズフィールドで粘投した右腕について、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」はデーブ・ロバーツ監督のコメントを紹介。指揮官は「この(クアーズフィールドが位置する)高地では、ボールが時々予想しないことをする。しかし、彼は大事な場面で良い投球をしていた」と語っている。
また、ロッキーズが本拠地を置くコロラド州デンバーの地元紙「デンバー・ポスト」も前田の力投に脱帽。「打者有利のクアーズフィールで、ドジャースの右腕ケンタ・マエダは素晴らしい投球をしている。金曜日の試合前の時点で彼はその球場で8度登板をしており(うち先発登板5度)防御率は3.19としていた。彼は金曜日にその信頼を継続させ、5回で4安打、1失点とした」と記していた。
(Full-Count編集部)