広島・緒方監督、床田のローテ定着に合格点 2年ぶり勝利に「次も期待できる」
鈴木が2発&松山と會澤が本塁打「最後まで集中していいスイングをしてくれた」
■広島 10-3 阪神(6日・マツダスタジアム)
広島は6日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に10-3で大勝した。先発した床田が2年ぶりの勝利。打線は4番の鈴木が2本塁打を放ち、松山と會澤にも今季1号が飛び出した。打つべき人が打ち、投げる人がしっかり抑えたという記者の質問に、緒方監督は「そのまま書いてもらっていいよ」と満足そうだった。
6回2失点で今季初勝利の床田を「立ち上がりはちょっと球が高かったが、しっかり修正してくれた」と評価した指揮官は、「最後のピンチの場面でもしっかりしたボールを投げられたことを自信にしてもらいたい。また次も期待できると思う」とローテ定着に合格点を出した。
11安打で10得点を奪った打線については「4回までいい攻撃をしたが、(5回に)ミスで流れがいってしまった。そこを反省した中で、最後まで集中していいスイングをしてくれた」と評価し、8試合目で今季初安打が出た松山には「ようやく開幕してくれた。これで肩の力が抜けてくれればいい」と復調を期待した。
投打がかみ合い、今季初の2桁得点で快勝した試合に、マツダスタジアムにもようやく昨年までのような活気が戻った。カード勝ち越しで、ここから一気に上昇気流に乗れるか、7日の試合は重要な一戦になりそうだ。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)