燕ハフ、絶体絶命ピンチも…大仕事に笑顔「何万球もストライクを投げてきた」
満塁3ボールから併殺で3アウト、青木のサヨナラ弾に「信じていた」
■ヤクルト 4-3 中日(6日・神宮)
3連投のヤクルト・ハフが絶対絶命のピンチを切り抜け、劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだ。
ヤクルトは6日の中日戦(神宮)で延長12回2死無走者から代打・青木がサヨナラアーチを放ち4-3で勝利。そのお膳立てをしたのが12回表のハフだった。
先頭のビシエドを歩かせ、犠打野選で無死一、二塁とピンチを招いた。高橋周を二ゴロに打ち取ったが、併殺はとれず、続く阿部は申告敬遠で満塁策をとった。しかし、代打・亀澤には3球連続ボールと制球が定まらない。押し出しの危機にストライクを2球続けて、フルカウントから三ゴロに打ち取った。
三塁・大引が判断よくベースを踏んで、三本間にビシエドを挟み併殺成立でベンチは大喜び。「3ボールのカウントをつくったが、落ち着いていた。何万球もストライクを投げてきたんだからね。(ピンチを切り抜けたら)何かしてくれると思った。(サヨナラ)ホームランを信じていたよ」とハフは破顔一笑していた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)