史上194人目の1500試合出場 鷹・松田宣は球史に名を残す名三塁手に?
三塁手のゴールデングラブ賞7度受賞は歴代最多タイ
松田宣は中村紀洋と並び最多タイの7回受賞している。昨年まで6年連続で受賞。今季獲得すれば単独1位となる。松田宣は球史に残る三塁手になりつつあるといってよいだろう。
○三塁手、出場試合数ランキング ※は現役
1長嶋茂雄2172試合
2中村紀洋1971試合
3村田修一1802試合
4有藤通世1774試合
5松永浩美1748試合
6小玉明利1720試合
7衣笠祥雄1638試合
8島谷金二1625試合
9掛布雅之1557試合
10城戸則文1526試合
11今江年晶1522試合※
12松田宣浩1463試合※
このまま三塁手として出場を続ければ、松田宣は今シーズン中に歴代9位程度まで達することになる。名三塁手はあまたいるが、1000試合程度で一塁手など他のポジションにコンバートされることが多い。松田宣含め、三塁手として1000試合以上1500試合未満出場の選手は10人もいる。現役では、三塁手として最多出場の楽天、今江年晶も最近は一塁を守ることが多くなっている。
松田宣は三塁手以外では一塁を24試合、外野を13試合守っただけ。2011年から三塁以外のポジションを守ったことはない。今年5月17日には36歳になる。昨年は、打撃不振で下位を打ったり、スタメンを外れることもあったが、4年連続の全試合出場を何とか達成。今季は背番号を「3」から再び「5」に戻し、好スタートを切った。今季はいろいろな数字をどこまで伸ばすだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)