韓国“逆輸入右腕”、2戦連続好投で評価うなぎ上り「最も安定感のある投手」
8日のレッドソックス戦で8回1失点の好投を見せたメリル・ケリー
■レッドソックス 1-0 ダイヤモンドバックス(日本時間8日・アリゾナ)
韓国からの“逆輸入右腕”ダイヤモンドバックスのメリル・ケリー投手が7日(日本時間8日)、本拠地レッドソックス戦に先発し8回1失点の好投も打線の援護なく今季初黒星を喫した。94球を投げ実にストライクは70球と見事な制球力を見せたケリーの投球を地元メディアも称賛している。
走者を許しながらも要所を締め、強力レッドソックス打線を手玉に取った。7回にモアランドに一発を浴び、わずか1失点で敗戦投手となったが地元メディア「アリゾナ・スポーツ」は「メリル・ケリーが本拠地で際立つ活躍を見せるも、Dバックスはレッドソックスのブルペンを攻略できず」と見出しを付けケリーの快投劇を報じている。
記事では8回まで4安打1失点の快投を演じたケリーについて「極めて素晴らしい投球をした。マウンド上でケリーは信じられない程有能な投球をし、効果的にストライクを奪った」と称賛すると、試合後のケリーのコメントを紹介。
「球数を極力抑えようとしたんだ。各打者との対戦では、球数が少ない方が僕にとっては好都合だからね。一球でアウトを取れたら、凄くいいことだから。(カウントで)優位に立とうとして、今日はそれが出来たと思うよ」
デビュー戦となった前回登板の1日(同2日)の敵地パドレス戦では6回3失点でメジャー初勝利を飾り、2試合連続でクオリティー・スタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成した右腕も自信を得ているよう。ロブロ監督も「ケリーにとってはちょっぴり残念な日になってしまった。我々がまさしく求める投球を彼はしてくれた。彼らの打線を封じ込めていた」と賛辞を送るほど。
また、地元紙「アリゾナセントラル」も2戦連続で好投を見せたケリーを称賛。オープン戦では6試合登板で防御率5.91という成績だったが「彼は先発5番手であったが、2度の登板を通じてダイヤモンドバックスの中で最も安定感のある投手となっている」と、現段階ではローテの中心投手として新加入右腕を評価していた。
(Full-Count編集部)