田中将大、6回1失点快投も…78球降板後に救援打たれ白星消滅、ヤ軍逆転負け
アルトゥーベに“看板越え”ソロ被弾も好投、田中降板後に逆転されたヤンキースは連勝止まる
■アストロズ 4-3 ヤンキース(日本時間9日・ヒューストン)
ヤンキースの田中将大投手が8日(日本時間9日)、敵地でのアストロズ戦に今季3度目の先発登板。強打のアストロズ打線を6回3安打3奪三振2四球1失点に抑えたが、救援投手が打たれて今季2勝目はならなかった。ヤンキースは3-4で逆転負けした。
初回、田中は先頭のスプリンガー相手にスライダー、フォーシーム、ツーシーム、スプリットと4球種を投げ分け、遊ゴロに打ち取る立ち上がり。2死からブレグマンに中前打を許したが、続くブラントリーは二ゴロに打ち取った。
2回は9球、3回は10球でテンポよく3者凡退に抑えると、1点リードで迎えた4回。先頭のホセ・アルトゥーベに甘く入ったスプリットを完璧に捉えられ、左翼の“看板越え”の特大ソロ本塁打で同点に。続くブレグマンには今季初四球を出したが、ブラントリーを三ゴロ併殺、コレアを見逃し三振で切り抜けた。
5回は3者凡退に抑えるも、6回にはチリノスの二塁打とスプリンガーの四球で無死1、2塁のピンチに。しかし、アルトゥーベを遊ゴロ、ブレグマンを中飛、ブラントリーをニゴロの無失点で凌ぎ、マウンド上で雄叫び。78球中50球ストライクと終始安定した投球を披露し、球数は少なかったものの強力なリリーフ陣にマウンドを託した。
打線は右腕ジャスティン・バーランダー相手に、3回1死満塁からボイトの右前打で先制。同点の5回にはジャッジのソロ本塁打で勝ち越しに成功すると、6回にも2死二塁からフレイジャーの二塁打で3点目を奪った。制球に苦しむバーランダーを上手く攻略し、好投の田中を援護した。
しかし、7回に2点リードで田中からマウンドを譲り受けたブリットンが誤算だった。コレアに右前打、ホワイトに四球で2死1、2塁のピンチを招き、チリノスの2点適時二塁打で同点。田中の勝ちが消えると、8回にはオッタビーノがコレアの内野安打で勝ち越しを許した。田中が降板後に逆転されたヤンキースはそのまま3-4で敗れ、連勝は「3」で止まった。田中は防御率1.47となった。
(Full-Count編集部)