田中将大、6回1失点の好投も白星消滅 78球での交代は「しょうがないのかな」
3試合で防御率1.47も…2試合で白星つかずも納得「6回は自分の力を出し切った」
■アストロズ 4-3 ヤンキース(日本時間9日・ヒューストン)
ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)、敵地でのアストロズ戦で6回3安打3奪三振2四球1失点と好投。6回には無死一、ニ塁から相手中軸を無失点に抑える気迫の投球を見せたが、わずか78球で降板した後に救援投手が打たれて今季2勝目はならなかった。ヤンキースは3-4で逆転負け。地元テレビ局「YESネットワーク」は公式ツイッターで、田中が地元メディアの取材に応じる様子を動画で公開。78球での降板には「しょうがないのかな」と納得の表情を浮かべている。
5回まで1失点に抑え、2点のリードを守っていた田中。6回は先頭チリノスに二塁打を浴びると、スプリンガーには四球を与えて無死一、ニ塁のピンチを招く。しかし、アルトゥーベを遊ゴロに仕留めると、ブレグマンを右飛、ブラントリーを二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。この場面について、田中は地元メディアに「相手にとっては良い打順でしたけど、自分の良いボールを投げて、打ち取れたらなという思いでいました」と振り返っている。いつもどおりピンチでも動じることなく、アウトを積み重ねた。
また、6回78球での降板について驚きは「全くなかった」とし、「結構良い当たりが正面でアウト取れたりもありましたし、徐々に捉えられてきてはいたと思うので、あのタイミングはしょうがないのかなというふうに思います」と説明。ピンチを切り抜けた後の交代に納得しているようだ。
3巡目になって「相手が対応してきてるって感じはありましたね」と動画内で明かしている田中。「でもそれを上回ればいいやって思いではいたので」と振り返り、「最後、6回は自分の力を出し切ったって部分もあったので、交代はしょうがないのかなって感じでしたね。そういうのも含めて」と改めて采配に理解を示している。
田中は前回登板でも7回途中1失点と好投したが、同点で降板して白星はつかず。ヤンキースは守護神のアロルディス・チャップマンが打たれ敗れていた。2戦連続で好投が報われない田中だが、次回登板では白星を期待したい。
(Full-Count編集部)