“キング”ヘルナンデス、誕生日に…腹痛で1イニング降板「14回ほど吐いた」
マリナーズは「ウイルス性の何かにかかったような症状」と説明
■マリナーズ 13-5 ロイヤルズ(日本時間9日・カンザスシティ)
マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手は8日(日本時間9日)、敵地でのロイヤルズ戦に先発登板。1回3安打1奪三振2失点で腹痛のため緊急降板した。MLB公式サイトは「フェリックスが“ウイルスのような症状”で降板、マリナーズの右腕はマウンドで目まいがし、1イニングでマウンドを降りる」と報じている。
記事によると、球団は「ウイルス性の何かにかかったような症状」だと説明。ヘルナンデスは、チームがシカゴから飛行機で到着した後、カンザスシティのホテルで夕食を取った後に起きた食中毒だと考えているという。
ヘルナンデスは記事内で「昨日から調子が悪い。今朝は吐きながら起きた。14回ほど吐いた。マウンドに上がることだけを考えていた。打線の状態を考えれば、もし5回投げることができれば勝てるかもしれない、と思っていた」と話している。実際、マリナーズはヘルナンデス降板後に13得点で逆転勝利。エドウィン・エンカーナシオン内野手が6回に1イニング2本塁打を放つなど、開幕から好調の打線が爆発している。
記事では「1イニング登板はヘルナンデスにとって、2015年の6月12日のアストロズ戦で1アウトだけ取った後に降板して以来では、最も短い先発登板だった」とし、「2007年4月18日にも、かかとの怪我で1/3イニングだけ登板した」と紹介している。
8日(同9日)はヘルナンデスの33歳の誕生日だったが、まさかの結果に。通算169勝、サイ・ヤング賞1度、最優秀防御率2度の実績を誇るも、昨季は8勝14敗、防御率5.55とキャリア最低の成績に終わったヘルナンデス。復活を期す今季は1日(同2日)のエンゼルス戦で5回1/3、1失点で勝ち投手になる好スタートを切っており、これが今季2度目の先発登板だった。
(Full-Count編集部)