菊池雄星、チーム連敗ストップ&初勝利へ 「腕を振ることを今まで以上に意識」
開幕からの連続試合本塁打を「18」に伸ばしたがチームは今季初の3連敗
■マリナーズ – インディアンス(日本時間16日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は、インディアンス戦の登板を翌日に控えた14日(日本時間15日)の試合前、ブルペンでフォームを意識した軽めの投球練習を行った。直前には外野で行った約70メートルの遠投で状態を確認。「遠投はもろに体の回転が軌道に影響しますので、いいバランスで投げられている証拠かなと思います」。相手のミットに収まる順回転のボールに納得した様子だった。
前回10日のロイヤルズ戦で6回5安打3失点と粘投。3試合連続で勝利投手の権利を持って降板したが、またも中継ぎ陣の崩壊でメジャー初勝利を逃している。
今季5度目のマウンドに向け「メジャーに来て1つ目の勝ち星というのは早く欲しい気持ちはありますけど、自分の役割をしっかりやっていれば、数字は自ずと付いてくると、自分に言い聞かせて明日もやりたいと思います」と抱負を語り、前回登板で喫した本塁打を反省材料に挙げ「不用意な一球に悔いを残さないよう、どんなカウントでもしっかりと腕を振ることを今まで以上に意識したいと思います」と気持ちを引き締めた。
マリナーズはこの日、初回にハニガーが今季5号ソロとなる先頭打者本塁打を放ち開幕からの連続試合本塁打を「18」とし、メジャー記録をさらに伸ばしたが、アストロズ先発のコールに11三振を奪われ、終盤からの継投にかわされ合計15三振を喫し、2-3で敗れ今季初の3連敗。
同地区のア軍に1ゲーム差に詰め寄られた。過去4登板でクオリティー・スタート(6回以上を自責3以下)2度の菊池は、本拠地シアトルで連敗を止めるメジャー初白星を目指す。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)