田中将大、乱調の要因は宝刀スプリット? 地元紙が指摘「秘訣が消えてなくなった」
3回無失点、6奪三振の立ち上がりには「非常に素晴らしい滑り出しだった」
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ホワイトソックス戦に先発し、4回0/3、7安打5失点で今季初黒星を喫した。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「マサヒロ・タナカの投球の秘訣が消えてなくなった」との見出しでこの日の投球内容を伝え、田中の生命線であるスプリットの調子が良くなかったと指摘している。
記事では、スプリットは田中にとって「大事な場面で三振を取りたいときに彼が頼る球種」だと言及。しかし、この日の試合で、その球は本調子ではなかったという。4回1死満塁、カウント0-1からアンダーソンに逆転満塁弾を浴びたが、引き金となったのは、ベルト付近への高さに抜けたスプリットだったと指摘している。
田中は3回まで2安打無失点、6奪三振と上々の立ち上がりを見せていた。記事でも「非常に素晴らしい滑り出しだった。今シーズンのこれまでの3度の登板が継続されるようにも思えた」と好評されている。だが、「4回にトラブルが始まった」とし、炎上の場面を振り返っている。
また、記事内では、捕手を務めたカイル・ヒガシオカのコメントも紹介。「彼らが非常に我慢強いアプローチを取って、多くの球に対して振ってこなくなったと感じた時に、僕たちはトラブルに陥ったんだ。苦しい状況に置かれてしまったよ」と突然の乱調の原因を明かしていた。
(Full-Count編集部)