坂本勇人、青木宣親、今宮健太… バントしない“2番強打者”論がNPBでも?

13、14、15、17年の“犠打王”のホークス今宮は今季ここまで0犠打

 パ・リーグではソフトバンク今宮健太が開幕から全15試合で2番スタメン。リーグ6位の打率.308、リーグ3位タイの5本塁打をマーク。13、14年にパ・リーグ記録の62犠打を決めたが、今季はここまで0犠打だ。西武は源田壮亮が13試合で2番に座り、打率.288をマーク。今季0犠打の源田が故障でスタメンを外れた14日は秋山翔吾が2番に入った。

 日本ハムは大田泰示が13試合で2番先発し、打率.250、1本塁打。ここまで犠打はなく、オープン戦で12球団トップ5本塁打を放った長打力が持ち味だ。楽天は茂木栄五郎が全14試合で2番スタメンし、リーグ10位の打率.291、1犠打。ロッテは加藤翔平が13試合で2番先発し、打率.281、0犠打となっている。オリックスは西浦颯大が12試合で2番スタメンし、1犠打のみだ。

 MLBではエンゼルス・トラウト、ヤンキース・ジャッジに代表されるように最強打者を2番に置くチームは多い。NPBではDeNAの筒香嘉智、広島の鈴木誠也が4番に座るように2番最強打者とまではいかないが、簡単にバントで送らずに一発長打のある好打者を起用するケースが増えてきたと言える。

 全143試合の長丁場のペナントレース。送りバントをしない各球団の2番打者がどのような打撃を見せ、チームを勝利に導くのだろうか。

(Full-Count編集部)

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