「史上最高のボールボーイ」懸命にボールを追いかける姿にファンも“ほっこり”
ジャイアンツの本拠地「オラクル・パーク」での一幕が話題に
野球の試合には、数多くの人間が関わっている。選手や監督、コーチはもちろん、試合を裁く審判団やスタジアムの様々なところで働くスタッフたち。多くの人々の手によって、試合は成り立っている。
ファウルゾーンで打球を待つボールボーイも、大事な役割を果たしている1人だ。試合の円滑な進行を助け、時には“大ファインプレー”を見せて、ファンからの喝采を受けることもある。米MLBでは、このほど、1人のボールボーイの姿に注目が集まり、話題となっている。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」がインスタグラムでこのシーンを紹介。「このボールボーイがファールボールを取りに行くことは止められない」とする一幕は、11日(日本時間12日)にサンフランシスコの「オラクル・パーク」で行われたジャイアンツ対ロッキーズ戦での出来事だった。
初回、ジャイアンツのジョー・パニックは、一塁側ファウルゾーンへのファウルを放った。打球は一塁線からライト方向に向けて転がった。この打球を追いかけたのが、ジャイアンツのスタジアムジャンパーを着用した、ボールボーイの老人だった。
おぼつかない足取りながらも、懸命に走ってボールを追いかけるボールボーイ。この姿にはスタンドからも大きな拍手が送られた。ボールを拾うと、このボールボーイは満面のスマイルを浮かべ、スタンドにいる少年にボールをプレゼント。再び、笑顔を浮かべている。
この姿がファンの間でも反響を呼び、動画にはファンから多くのコメントが寄せられている。
「誰かこの未来の殿堂入りを雇うべきだ」
「レジェンド」
「素晴らしい人ですね」
「国宝」
「これだから野球はいつまでも続くんだ」
「今まで見た中で一番かわいらしい出来事だわ」
「ジャイアンツのシーズンのハイライトだね」
「史上最高のボールボーイ」
「この人は自分の仕事を愛してるね。あの笑顔を見てみてよ!」
ボールボーイという仕事に対しての深い“愛情”と“やり甲斐”が感じられる姿に、好意的な声が数多く上がっていた。