燕ブキャナン、8回2失点の好投で復調気配 小川監督「点をとってあげたかった」

ヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・小川監督【写真:荒川祐史】

今季2度目の登板で8回4安打2失点の好投を見せたブキャナン

■ヤクルト 2-2 阪神(17日・神宮)

 ヤクルトのデビッド・ブキャナン投手が17日、本拠地・神宮で行われた阪神戦に今季2度目の先発。8回4安打2失点の好投を見せた。試合は延長12回で決着がつかず2-2で引き分けとなった。

 下半身のコンデション不良で出遅れていたブキャナンが復調の兆しを感じさせる投球を見せた。4回に大山に先制2ランを浴びたが、その後は8回まで無安打に封じ得点を許さなかった。小川監督は「低めに丁寧に投げていた。点をとってあげたかった」と、好投した右腕を評価。

 田畑投手コーチも「テンポもコントロールもよかった。役割を果たしてくれた」と話し、チェンジアップ、カットボールで打たせてとる本来の投球に戻った助っ人右腕に賛辞を送った。

 今春のキャンプで取り組んでいた新球フォークも。この日は6回に使いピッチングの引き出しを増やした。昨年9月に長男ブラッドリー君が誕生。昨季はチーム最多の10勝を挙げ、今季もローテーションの軸として期待されたが開幕には間に合わず。出遅れた分を取り戻し、次戦では今季初勝利に期待がかかる。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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