広島緒方監督「いいゲーム見せてくれた」 劇的サヨナラ勝ちで今季初連勝
初のカード勝ち越しに向けて「明日もこんな試合をできるように」
■広島 2-1 DeNA(19日・マツダスタジアム)
広島は19日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。1点ビハインドの展開から終盤に追いつき、延長戦で會澤がサヨナラ打。2試合連続の逆転勝ちで今季初の連勝となり、緒方孝市監督は「ピッチャーも頑張ったし、野手が最後まで粘り強い攻撃で、いいゲームを見せてくれた」と選手に感謝した。
先発の大瀬良は7回1失点の力投。3者凡退は6回の1イニングだけだったが、失点は本塁打の1点のみに抑えて粘り抜いた。白星には恵まれなかったものの、緒方監督は力投した右腕について「ランナーを置いても、最後まで粘り強く投げていた。勝ち星はつかなかったけど、ナイスピッチングだった」と評価した。
野手では、1点ビハインドの8回に同点打を放った西川を「代打で集中力を見せてくれた。本当はラインアップに入ってもらいたいんだけど、いいところで仕事をしてくれたね」と称賛。サヨナラ打を放った會澤に対しては「選手会長が決めてくれた。落ち着いて打席に向かっていたから、(結果も)イメージできていたんじゃないかな」と頼もしそうに話した。
開幕から6カード連続勝ち越しなしとまさかのスタートとなったが、終盤に粘りを見せての逆転劇で今季初連勝。ようやく3連覇を果たした王者らしい姿が戻ってきた。初のカード勝ち越しに向け指揮官は「明日もこんな試合ができるようにやっていくだけ」と、力強く会見を締めくくった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)